こうだったかもしれない? 平行世界の白雪姫 映画「白雪姫と鏡の女王」

このあいだ「赤ずきん」を観たせいか、こういうおとぎ話リメイク(?)版をたくさんおすすめされます。巨大プロダクションでアニメ化されると、それがストーリーとしてフィックスされちゃう感じがあるけど、もともとのお話しも結構ダークだし、設定をちょっとズラしてみるだけでストーリー全体が変わってくるところが面白いですよね。

いわゆる「白雪姫」のお話し。主な登場人物はもれなく登場するし、置かれた立場もおなじみ通りなんだけど、主人公が能動的に自分の人生を切り開いていこうとすると、こうも話の展開が変わってくるものなのかと、感心しながら楽しみました。

18歳まで城のはずれの塔に閉じ込められたか弱い姫として、降り掛かってくる災難をただ受け入れる姫としてではなく、自らの力で人生を切り開いていく。そのきっかけを与えてくれたのが、謂われなく社会から追いやられた小人たちだっていうところが好きです。

2012年の作品だけど、ジェンダーフリーとか人種や特徴に関わりなく交流することなど、今の社会で意識されていることがメッセージとしてギュギュッと詰め込まれているように思います。


脇役好きとしてとても気になっているのが、お城の料理人(?)の役の女優さん。他の映画やドラマでも絶対見ているのに、どの作品の誰だったのか全然思い浮かばず、もやもやしています。

これって脇役好きにはよくあることで、何年も経ってから「あ!」って判明することがあります。これからの課題になりそうです。


それにしても、このどこまでも意地悪でわがままでまるっきりいいところのない鏡の女王役をいとも楽しげに演じているジュリア・ロバーツがほんとステキです。


ひとり好きのひとりLIFE

「ひとり」って決して「孤独」じゃない。好きなことを好きなときに好きなように。自分の気持ちに素直に生きる。だから「ひとりって素晴らしくステキ」